広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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恍惚の一時(猫の鍼治療) [News]

●エル 17歳 Mix ♂
「10回ぐらい吐いた」との主訴で来院されました。
吐いた影響で軽度の脱水がみられました。年齢を考慮して超音波検査を行いました。結果は両腎の軽度の萎縮、左腎の嚢胞、胃内の液体貯留でした。脱水に対する補液を行うと、翌日には貧血があらわになり、血液塗抹★を見ると赤血球の寄生虫が見つかりました。西洋医学の治療と共にエネルギーの源を刺激する鍼治療を併用しました。

★血液塗抹とは?
採血した血液を薄く引き伸ばし、血液細胞(赤血球、白血球、血小板)を観察する検査のこと

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●恍惚の表情
最初の鍼治療以降、エルちゃんは自ら鍼を求めるようになりました。籠から進ん出て、診察台の上でゆったりとうつ伏せになり準備を始めます。そして、「鍼打ってもいいよ〜」と言わんばかりに背中を解放して待機します。その後は、この何とも気持ちよさそうな顔をして恍惚の時を過ごすのです。放っておくといつまでも気持ちよさそうに寝たままになるので、起こすのが気の毒なほどです。

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●「気持ち良ええわ〜」は病気を治す、あるいは、病気にならないための大切な状態です。気持ち良くなると体温が上昇して、血の巡りが良くなり、免疫力が高まります。(リンパ球増加)。老年の域に入ったならば、温めること。気、血、水を巡らすことが何より大切になるのです。

●その後、嘔吐も止まり、貧血も改善され、2週間に一度の鍼治療に通っています。

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実習生感想文 [実習生感想文]

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今回の実習で、オゾン療法や鍼治療などを初めて見させていただいたので、新たな分野への興味が湧き、ぜひもっと詳しく勉強してみたいと思いました。
 診察では、看護師さんが飼い主さんに詳しく話を聞いたり、動物の状態の確認を行ったりしており、電話や待合室においても飼い主さんに直接様々なことを説明している場面を多々目にし、看護師さんの知識の深さや飼い主さんからの信頼の厚さに驚きました。手術では、関わる全てのスタッフに細やかな動作が要求され、補助となる看護師さんもそれぞれが考えて素早く行動している姿を見て、私の目標とする看護師像が見えた気がしました。目標に近づくためにも、謙虚な姿勢と笑顔を常に忘れず、日々学び続けたいと思います。
 多くのことを学び、自らの勉強不足を露呈された実習であり、私自身の働くことに対する気持ちの甘さも実感させられたので、今後更に成長できるよう努力していきたいと思います。本当にありがとうございました。

倉敷芸術科学大学生命科学部 生命動物科学科 4年 土田歩美


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実習生感想文 [実習生感想文]

先日は、お忙しい中実習を受け入れてくださいまして、ありがとうございました。実習自体が初めてで、大変ご迷惑おかけしてしまいましたが、獣医師としての志だけでなく、人として大事なことを教えていただき、大変勉強になりなした。
2日間の実習の中で、特に印象に残ったのは『自分で試して、いいと思ったことを取り入れるようにしている』と院長がおっしゃっていた東洋医学です。病気にならない体を作ることは、人だけでなく動物にとっても負担が最も少なく確実な治療法であり、『食べ物は薬である』というように日々の食生活が大切であるということを改めて考えるきっかけとなりました。また、患者さんをしっかり診て、彼らにとって何が一番大事なのかを、飼い主さん一人ひとりに対し丁寧に説明しておられたり、また飼い主さんの思いにいかに応えるかを考え診療をしておられる姿には、とても感銘を受けました。

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実習をさせていただく中で、看護師の皆さんが診察の補助などもとても手際よくされていたり、飼い主さんに対しわかりやすく、かつ的確なアドバイスをしておられたりことにも驚きました。獣医師だけでなく、看護師の皆さんも高い意識を持っておられることで、飼い主さんも安心して任せられるのだと感じました。
短い期間ではありましたが、大変貴重な経験をさせていただいて本当にありがとうございました。この経験を活かして、今後の学生生活に一層励んでいきます。そして、一人前の獣医師になれるよう、一歩ずつ、前に進んでいきます。
2日間お世話になりました。本当に、ありがとうございました。
鳥取大学農学部獣医学科 5年  村田 清香
 







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