犬の慢性肝炎 [News]
●慢性肝炎とは?
犬の肝炎は急性、慢性、小葉細胞型、肉芽種性、好酸球性に分類され、臨床で問題となる慢性肝炎が66%を占めます。その慢性肝炎は@銅関連性とA特発性に分かれます。特発性とは言わば原因不明ということです。
●診断
診断にはまず反応性肝疾患を除外しなければなりません。例えば膵炎、子宮蓄膿症、胃腸炎などでも慢性肝炎と同じ血液の異常値を示すからです。そして、さらにその除外診断を行った後に、慢性肝炎の2つの原因を鑑別するために肝臓の組織を採取して分類する必要があるのです。
●治療
肝臓以外の病気が除外され、血液の肝臓酵素の異常値がいつまでも続いている場合などは、漫然と様子をみるのではなく、肝臓の組織検査をお勧めします。なぜ検査が必要かと言うと、慢性肝炎はタイプにより治療法が異なり、早期に治療を行えば改善されるからなのです。長期に放置して肝硬変に陥ってしまえば手遅れになります。
腹腔鏡を用いれば5mm×2ヶ所で採取でき、痛みはほとんどありません。躊躇して手遅れになる前に検査を行いましょう!
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奈良県 鳩の湯 [院長コラム]
●鳩の湯
近鉄「大和八木」駅から車で2時間。通常は1時間半で行けるのですが、レンタカーの優秀なナビに従い山道に迷い込んでしまいました。その道は、土砂崩れが何か所もあり、対向車はゼロ、果して旅館へつけるのか不安になりましたが、転がる岩を縫いながらようやく到着。学校の校舎の様な雰囲気に興味がそそられます。
●夕食
特に山の幸の新鮮さを感ずることなく、通常の肉鍋でした。
「これは、裏山で取れた山菜よ!」を期待していたのですが・・・・。
●内湯
ロケット噴射の様に源泉がドバドバと流れ落ち、贅沢極まりない状況ですが、音がうるさく気になってゆったりできません。また、せっかく窓から景色がうかがえる造りなのに、窓には温泉成分がこってり付着してほとんど見えないのが残念でした。
●朝食
温泉水で炊いた黄色がかったミネラルたっぷりのご飯は美味しかったです。しかし、野菜には取れたての地物感がなく残念でした。
●自然の彫刻
相当濃度が濃いのでしょう、温泉成分が湯船に張り付き自然の造形を作り出しています。いや〜、このこってり成分の中に浸かれる、この感じが何とも幸せを感じます。
●総評
析出物の濃度の高い炭酸泉でしたが、思った以上に体はあたたまりませんでした。また、山奥まで来たので、アットホームな雰囲気を期待していましたが、いつもたくさんのお客がくるのでしょうか、事務的だったのが悔やまれます。一泊12,000円、レンタカーを借りて2時間の道のりを経てくる価値はあるのか・・・・?!
接客 ★
泉質 ★★
飲湯 不可
食事 ★