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猫の脛骨、腓骨骨折 [News]
●ガリちゃん ♂ 日本猫 7歳
他院よりのご紹介でした。
骨折の手術は、通常プレートあるいは創外固定法により骨折部を安定させますが、今回は、その二つの特性を併せ持った新しいプレートを使用しました。
●下腿骨(脛骨、腓骨)遠位部の骨折でした。
●新しいプレート法
新しいと言っても数年前から推奨される方法ですが、以前のプレート法とは異なり、骨とプレートの摩擦で安定させるのではなく、ネジとプレートをロックさせて安定させる方法です。利点は、骨への血行が保てる、ネジの数を減らせる、強固な安定が確保できることです。
●退院
5日間の入院でしたが、腫れも引き痛みも無く、ほぼ患肢の荷重が可能になっていました。抜糸および今後のレントゲンは紹介いただいた病院でお願いし、今後プレート摘出をおこなうかご検討いただくことにしました。
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猫の上腕骨骨折 [News]
●ニャンタ ♂ 1歳
他院の先生より「上腕骨骨折の猫ちゃん」をご紹介いただきました。
●上腕骨(前肢)骨折
骨幹中央部分の単純横骨折でした。心配(検討事項)は時間が経過していること、骨のズレがかなりあることでした。
●整復
レントゲンでは、単純骨折と思っていたのですが、実際に骨折部位を開けてみると、遠位側(下側)の上腕骨が実は3か所に割れていました。最近のレントゲン写真はデジタルンになり保存管理がとても便利になりましたが、骨の僅かな亀裂はどうしても以前のレントゲン写真の様に詳細ではありません。
骨鉗子でつかんだ瞬間に骨がばらばらになり一瞬途方にくれましたが、ワイヤーとネジの併用で整復を計りました。また、時間か経過していたため整復に時間を要しました。
●退院です!
遠位側の固定が若干弱い為、長期に入院していただきました。術後の回復は順調で、直ぐに足を使っていたずらをするのでひやひやでした。
癒し系のとてもフレンドリーな性格で、長期入院でスタッフと仲良くなり帰宅時には寂しさが生じます。
遠方なのでたぶん会えないけど元気でね〜❤
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猫の脛骨遠位骨折 [News]
●あおチャン ♂ 3ヶ月 日本猫
「足根関節部、脛骨遠位骨折」で他院の先生からご紹介戴きました。室内の電話工事でバタバタして気づくと足を挙げていたとのことでした。
レントゲン写真では、事前連絡のとおり下腿骨遠位部における骨折(成長線)が見られました。
●術後
骨説部位を整復し、一本のピンで関節と共に固定を行いました。
●ピンの除去
若さゆえの溢れるエネルギーと活発な性格で2度ピンが抜けかけましたが、無事にピン除去ができました。
退院を待ちわびて、遠方から飼い主さんが幾度となくいらっしゃいます、直ぐにでもお返ししたいのですが、飛び出たいエネルギーに溢れるあおちゃんには、今しばらくの安静は必至です、、、、もう少しの辛抱だぞー!