広島県呉市「石崎動物病院」

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2011年07月12日(火)

頚部椎間板ヘルニア [News]

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●ジャフ ♂ 10歳
肢をひどく痛がり、突然「ギャーン」と鳴く主訴で来院されました。症状、首の固さ、犬種から頚椎ヘルニアと仮診断して治療に入りました。性格的にかなりアグレッシブなので首をバンテージ固定することにしました。

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●2週間に一度
安静と伝えつつも、ジャフには分かりません。飼い主さんの協力を得るも、2週間もするとバンテージはボロボロになります。「残り21日、頑張ろう!」と応援メッセージ付きの新しいバンテージを装着して、今日も元気よく帰宅しました。痛みの伴う時は、針とレーザーを行いましたが、現在は痛みはなく、オゾン療法のみの処置を行っています。

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首には針が刺さっているのです。

●ポメ ♂ 10歳
「半年前から肩の方を触ると鳴く」「時折ギャーと鳴く」との主訴で来院されました。
神経症状はありませんが、首の周りに軽く圧を加えるだけで、痛そうに首をすくめます。そして、首の周囲の筋肉はかなり固くなっています。頚部ヘルニアと仮診断しました。

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針とレーザーで痛みを取り。バンテージ固定しました。そして、オゾン療法を追加しました。丁度、上記の「ジャフ」が来院していましたので、飼い主さんがジャフを見るなり「うちの子にも、同じ様にしてください!」とすんなりバンテージをご理解いただき装着になりました。安静は約2か月、大変だと思いますが頑張りましょう!

●コンセプト
先ずは、MR撮影を行って原因を追究しなければいけないことは理解しています。また年齢的にも脳、脊髄腫瘍も考慮しないことも承知です。その話をしつつ、飼い主さんに選択いただき、この対称療法をとります。
この方法を行いながら、症状が進行するのであれば、検査、手術もお勧めしまが「できれば切らないで治るのであれば」が基本方針です。
オゾン療法は、周囲の炎症を取り、筋肉を緩めることで突出したヘルニア物質が治まる症例(人の報告)もあります。
神経症状が出ていなければ、先ずは、安静、固定、針、オゾン療法を行うのも一手段です。
この2件は、神経症状がほとんど出現していません、共に著しい痛みです。明らかにふらつく、歩行できないなどの症状がある場合には、手術をお勧めします。誤解が無き様お願いします。

12時18分


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