広島県呉市「石崎動物病院」

動物に優しく思いやりのある診療をモットーに

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角膜潰瘍 [News]

●角膜潰瘍
眼の表面に位置する角膜に傷が付くことを「角膜潰瘍」と言います。症状は「涙が出る、目が赤くなる、目をこする、まぶしそうにする、目ヤニがでるなど」です。

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角膜の傷を検査するために損傷部の染色を行います。染色液で黄緑色に染まった部分が潰瘍で、浅い広がった範囲のもの、深く狭い範囲のものなどがあり、詳細は暗室で拡大しながら観察します。また、深さを見るためには、スリットランプを使用します。

<原因>
外部損傷によるものが最も多いのですが、眼瞼にできた腫瘤、逆まつ毛などでも傷がつきます。

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7日後、傷は無くなりました!

<治療>
感染を防止する抗生物質、角膜の再生を促す薬、痛みをとる薬が処方され、約7日間で治癒します。角膜を刺激するものが排除されなければ、いつまでも潰瘍は続きますので原因除去が必須です。また、再発性の潰瘍(難治性角膜潰瘍)では、角膜切開を行う必要があります。

上記の症状を注意深く観察し、異常があれば速やかに!

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ラグビーワールドカップ開催 [院長コラム]

●ラグビーワルドカップ in ニュージーランド
現在、世間は世界陸上で盛り上がっていますが、4年に一度のワールドカップが9月9日からラグビー王国ニュージーランドで開催されます。中学、高校とラグビー部だった私は、この大会を心待ちにしていました。ちなみに、私の戦績は、中学では愛知県大会優勝、高校では愛知県大会準優勝でした。憧れの高校全国大会である花園へ行けなかったことはとても悔いが残りました。

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東中学校時代の可愛いスナップ

そんなラグビー少年であった私は、もちろん我が国を応援しています。高校卒業後、苦節30年「ズーーーーーと」日本チームを応援し続けていると、一勝しかできないジャパンの歯がゆさにさすがに疲れてきていたところでした。

しかし、今年は一番期待できるのではないでしょうか!元オールブラックスであるカーワン監督の元、将来を見据えた計画を立てながら取り組んできた強化に花が咲きそうです。トンガ、カナダに勝利し、そしてフランスにどれだけ迫れるかです。国の誇りを背負って死ぬ気で戦っていただきたいと思います。

皆さん、どうかジャパンの応援をよろしくお願いします。

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腫瘍の再発 [News]

●アール 10歳 Gレトリバー ♀

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「以前に腫瘍を取った所にまたできた!」と来院されました。
細胞診では、好酸球が沢山見られることから肥満細胞腫の可能性を疑いました。

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●再発
肥満細胞腫と仮診断していましたが、病理結果は高悪性度の繊維肉腫でした。鑑別のための特殊染色で肥満細胞腫は否定されました。前回の切除が平成21年11月、1cmの切除範囲を全周囲に行い、病理結果は非上皮系の悪性腫瘍、切除範囲は十分に確保されている報告でした。しかし、今回の結果から前回の腫瘍の再発であることが分かりました。

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●切除範囲
悪性度が高いので、腫瘍から3〜5cmを切除範囲に設定しました。深さも同じく切除するか、あるいは、皮下組織の筋膜まで切除しなければなりません。よって、大変広範囲で大がかりな手術になります。

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●皮膚弁
尾を切断し坐骨神経手前、肛門括約筋一部まで切除を行いました。激しい手術なので写真を出すのは控えました。この写真は、腫瘤切除後に大きく穴が開いた部分に切断した尾の皮膚を利用して修復したところです。(上が背中、真中が肛門です。)

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●切除腫瘤
腫瘍から全周約4cmの切除を行いました。
これから病理検査に出しますが、完全切除が成功し、再発が防げることを期待しています。

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